秋田県の魅力
秋田県は日本海に面した東北の県で、県庁所在地は秋田市、面積は全国6位の規模です。東側は奥羽山脈や出羽山地など山岳地で、海沿いに秋田平野や能代平野などが広がります。1997年に秋田新幹線が開通、東京から4時間弱で到着できるようになりました。
昔から秋田は美人が多いといわれています。色白のぽっちゃりタイプが多く「あきたこまち」と称されます。これは絶世の美女といわれた小野小町が秋田の雄勝郡(おがちぐん、今の湯沢市)出身ということにちなんでいます。「秋田おばこ」は、秋田で生まれ育った娘さんという意味です。
秋田竿燈(かんとう)は、青森ねぶた仙台七夕とともに東北三大祭りのひとつに数えられ、毎年120万人を超える観光客が訪れます。竿に提灯をつけ手や肩、額にのせてバランスを取りながらねり歩きます。竿燈の重さは大きいものでは50kgにもなります。秋田の冬の風物詩はなまはげとかまくらです。なまはげは、鬼に扮した村人が「泣ぐ子はいねかー」と言いながら家々を回って悪を払い、来る年の息災を祈る大晦日の恒例行事です。雪室に水神様を祀り豊作を願ったのがかまくらです。かまくらの中でお餅を焼いたり甘酒を飲んだりして楽しみます。特に有名なのは横手のかまくらで450年近い歴史があるといわれます。
秋田県北西部の白神山地(しらかみさんち)はユネスコの世界自然遺産に登録されています。田沢湖は日本で最も深い湖。冬でも凍結しない湖で、翡翠(ひすい)色から藍色(あいいろ)まで多彩な表情をみせてくれます。個性的な温泉としては、酸性の強い玉川温泉、白濁した湯の乳頭温泉、海水に似た塩分の男鹿(おが)温泉、渓流からお湯が噴き出す湯瀬(ゆぜ)温泉などです。
秋田の名産はなんといってもお米、あきたこまちはあっさりとした味わいで粘りもあっておいしいと評判です。お米がおいしいところにはおいしいお酒もあります。秋田は日本酒の消費量全国一です。いぶりがっこ、きりたんぽ、比内地鶏なども有名です。近年は横手やきそばや本庄ハムカツなどB級グルメもいろいろと開発されています。